スキャルピングとデイトレードは似ているようで違う!

スキャルピングの相違点

年金の支給がこれから引き上げられていくことや支給額も目減りしていくことが予想されている昨今においては、どのように貯蓄を作っていくのかという問題が懸念されています。特に、一般的に働いているサラリーマンも終身雇用制度が無くなっていくため、自分の職が無くなることも想定して副収入を手に入れる必要性もあるため、FXについての知識が必要だといわれています。

FXトレードの中でも、デイトレードとスキャルピングという2つのスタイルは似ているといわれています。両者とも1日のうちに取引を終えるという共通点があります。デイトレードは1日の利幅が最も取れる瞬間を見計らって決済をしますが、スキャルピングは細かい利幅を複数回取るという特徴があるのです。そのため、どちらも利確と損切りについてシビアになる視点が必要です。特にスキャルピングは相場感と知識が要求される非常にハイレベルな取引になるため難しいとされているのです。通常は資産が多ければ多いほど有利になるFXですが、少ない資産でもレバレッジをかけることで利幅を稼ぐことが出来ます。デイトレードに比べてあらゆる面でスキャルピングは余裕が無くなってしまう可能性が高いので、セルフメンテナンスを心がけてトレードに臨む必要があるのです。また、スキャルピングを禁止している業者も多いことやスプレッドが膨らむことを考えて、スキャルピングを行うときには業者選びを徹底するようにしましょう。

FXの中でもデイトレードとスキャルピングはいち早く結果が分かるため特に初心者に人気が高いトレードスタイルとなっています。しかし、だからこそ知識を付けて対策を採る必要があるのです。デイトレードとスキャルピングについて知りたい人はぜひ参考にしてください。

お互いの特徴

スキャルピングとは数分、早くて数秒単位で取引を繰り返すトレードスタイルです。超短期的なトレードとなるため、1回の取引では狭い値幅を狙って売買を行うことになりますので、利益としては微々たるものとなるということが特徴的です。一方でデイトレードは新規注文から決済をその日のうちに確定させるという特徴を持っています。1日スパンで行うデイトレードはスキャルピングよりも値幅が動くことがありますが、1日のうちに利益や損失が確定するというのが特徴です。

スキャルピングは超短期間で行うトレードスタイルとなるため、例えば家事の合間や仕事の合間、移動時間などでも行なうことが出来るという特徴を持っています。しかし、指標となるトレンドが読みにくいという特徴もあるため、初心者のうちは勘に頼ったギャンブル感覚のトレードになりがちです。

一方、デイトレードは1日の中でどのような動きになるのかということをある程度予測することが出来ます。そのため、例えば重要性の高い経済指標の発表や要人の発言があるというときにはポジションを保有するのを控えたり、逆に積極的に保有するなどの作戦を立てやすいトレードだと言えるため、安定性が高まります。

利確と損切り

FXにおいてはどのようなトレードスタイルであっても、利確や損切りのタイミングは非常に重要なポイントとなっています。エントリーのタイミングがどれだけ正しかったとしても利確のタイミングを間違ってしまえば利益を減らしてしまう、または損失に変化してしまいますし、どれだけ間違ったエントリータイミングだったとしても損切りのタイミングさえ正しければ、そのダメージを最小限に抑えることが出来ます。

スキャルピングの利確・損切りのタイミングは非常に早い判断を求められます。プライスアクションと呼ばれるその場の値動きによって売買を繰り返すトレードスタイルとなり、スピード注文などで細かい利幅を狙いながら取引を行うため、相対的に損切りのタイミングも非常にスピーディーなものとなります。そのため、急な為替変動にも対応力が高くなる傾向にあるのです。

デイトレードはその日の値動きをあらかじめ想定しながらトレードを行います。指値や逆指値がどのくらいになるのかというレート価格のラインを決めてからエントリーを行うため、ポジションを保有する前には最大の利確・損切りの金額が確定してトレードを行うことになります。そのため、取引には安定感があります。

資産とレバレッジ

どのような資産運用でも同じようなことが言えますが、手持ちの資産が多ければ多いほどFXトレードでは有利に進めることが出来ます。トレードにおいて資産は命であり、資産が無ければ市場に参加することが出来ないからです。しかし、大手のヘッジファンドなどと比べれば個人の投資家の資産は微々たるものになってしまうため、どのように投資資産を捉えていくのかを考えなければいけないのです。

低レバレッジの状態でも利幅をある程度確保することが出来るのがデイトレードです。レバレッジを多くても10倍程度に抑え、証拠金維持の可能性が高い状態で取引をすることで余力を残して運用することが可能になります。また、値動きの見通しを立てて値幅の中でも現実的なラインを見定めて利確を行うことで、継続的な取引が出来るようになるのです。

スキャルピングはどうしても利幅が少ないものになるため高いレバレッジをかけてトレードを行う人が多いです。日本のFX業者では法律の関係上25倍に抑えられていますが、海外FX業者ではそれ以上のハイレバレッジで取引を行うことが出来ます。そのため、リスクは高まりますが少しの値幅であっても満足できる利益を獲得することが可能になるのです。

余裕が大切

デイトレードとスキャルピングはその日のうちに決済が終わるということから混合されがちなトレードスタイルですが、その本質は全く異なります。スキャルピングはそのチャートをずっと眺めているのに対し、デイトレードは1日の流れの中から一番高い利幅を狙うというものになるため、その時間の使い方が異なってくるのです。

例えば、デイトレードはポジションを確定してからある程度の時間はその動きに注目することになるため、情報収集をするなどの余裕が生まれます。しかし、スキャルピングは早くて数秒、長くても数分の間に取引を終了させるという特徴があるため余裕がありません。そのため、肉体的な疲労はもちろんのこと精神的な負担、そして時間をずっとチャートに使うことになるため余裕が生まれにくくなってしまいます。

スキャルピングを行うときに気を付けなければいけないのが自分のコンディションを整えておくということです。疲労が溜まっていたり精神的に追い詰められている状態では正しいトレードスタイルを貫くことが出来ません。ポジションを焦って取ろうとして損失を出してしまい、その損失を穴埋めするためにまたポジションを取ってしまうという悪循環に陥る可能性があります。

業者の確認

デイトレードは1日のうちに最も高い利幅を狙うという特徴を持っているため、1日に1回、多くても数回の取引で終了します。しかし、スキャルピングは数十回のスパンで取引を繰り返ため、取引コストがかかります。実質手数料となるスプレッドが大きく積み重なるため、利益もその分稼がなければいけません。

また、FX業者によってはスキャルピングを禁止しているところもあります。それは、短期間に数多くの取引をすることによってデータが反映されずFX業者の損失になることがあるからです。また、大量のデータをやり取りすることによってサーバーに負担がかかることも懸念されています。仮にサーバーが落ちてしまったらFX業者の信用問題に関わるため、このようなスキャルピングを禁止している業者が多いのです。

しかし、FX業者の中でスキャルピングを明確に否定しているところは少ないです。禁止事項の中にも「迷惑となる取引は禁止」という文言が記載されているだけというところがほとんどであるため、自分では普通に取引をしているつもりがある日突然口座を凍結されていたということも有り得るのです。そのため、もしもスキャルピングを行う場合には、事前にその業者がスキャルピングを認めているのかどうか口コミ評価などで確認する必要があります。