スキャルピングはどのような性格の人物に向いているのか?トレードする際の心構えについて徹底解説!

FXのトレード手法の一つとして「スキャルピング」があります。
ポジションを保有(エントリー)してから決済するまでの時間が数秒から数十秒程度と非常に短く、一瞬の判断の狂いも許されないトレード手法です。
本記事では、FXに興味がある方に向けて、どのような性格の人物がスキャルピングに向いているのかご紹介し、トレードする際の心構えについて徹底解説いたします。
スキャルピングに向いている性格とは?
スキャルピングは超短期トレードなので、集中力が必要です。チャートを観察し、買いシグナルが出ていれば「買い」でエントリーし、売りシグナルが出ていれば「売り」でエントリーします。そして、一定の利益が出たら決済します。
このような機械的な作業を黙々と実行し続けることになるため、忍耐力も大切です。なお、トレードをしていると、思惑と逆方向に相場が動いて損失を出す場合もあるでしょう。損失が出ても動揺せず、感情を排して次の取引に移行する冷静さも求められます。
スキャルピングに向いている性格を挙げると、以下のようになります。
・集中力や忍耐力がある
・黙々と機械的に作業することが好き
・損失が出ても動揺しない
・常に冷静沈着で、感情的にならない
性格は生まれつきの部分もありますが、後から改善することも充分に可能です。
スキャルピングを行う際の心構え
スキャルピングは超短期売買を何度も繰り返して利益を積み上げていきます。そのため、一度のトレードごとに、「利益が出た」「損失が出てしまった」と一喜一憂すべきではありません。
100%勝ち続けるトレーダーは存在しないので、何度か損失を出した程度で不安にならないようにしましょう。
重要なのは、トータルで利益を出すことです。
なお、スキャルピングをする際は、ファンダメンタルズ(国の経済や企業の基礎的条件)を考慮しません。あくまでも、チャート上でテクニカル分析のみを行います。
インジケーターがシグナルやアラートを出したら、「売る」または「買う」というだけです。
そのため、「様々な要素を総合的に分析する力」よりは、「出たサインに忠実に従うこと」が求められます。ただし、適切なツールを選ぶ能力は必要です。
世界中のトレーダーが使用している「MetaTrader 4」(MT4)や「MetaTrader 5」(MT5)といった取引プラットフォームでは、数多くのインジケーターを利用できます。
様々なインジケーターを試してみて、最適なものを選択しましょう。
また、とにかく素早くエントリーと決済を繰り返すので、反射神経も大切です。雑念を振り払い、ゲームのように「シグナルが出ていたらエントリーする」という作業をこなすべきです。
いちいち「エントリーすべきだろうか」「決済すべきだろうか」と悩んでいては、超短期のトレードはできません。
1分間に10回以上の売買を行うこともあるので、「機械的にこなす」という点が最も重要です。
無心になって、「何pips動いたら利益確定する」「思惑と反対方向に何pips動いたら損切りする」という作業を続けましょう。
スキャルピングに必要な心構えは、機械のように無心になって作業に徹することです。
失敗しても引きずらないようにする
1分間に10回以上も売買していれば、利益が出ることも損失が出ることもあるのが普通です。
しかし、損失が出ても平常心を維持することが大切です。瞬時に気持ちを切り替えて、エントリーと決済を繰り返しましょう。
1日のトレードをトータルで見たときに利益が出ていれば、何も問題はありません。
一つの失敗を引きずっていると、その後のトレードに悪影響を及ぼします。楽天的な見通しを持って、スキャルピングを行うように心掛けてください。
どうしても、精神的な動揺が続いてしまう場合は、一旦、トレードを中止して気分転換することをおすすめします。
音楽を聴いたり運動をしたりして、冷静さを取り戻してからスキャルピングを再開しましょう。
スキャルピングをする際はルールを決めよう
スキャルピングでは、数秒~数十秒という超短期で売買を繰り返すため、様々なことを深く考えている暇はありません。
そのため、あらかじめ「ルール」を決めておいて、そのルールに沿って機械的にトレードすることが重要です。
特に、利益確定と損切りのルールを定めておくことをおすすめします。
例えば、「思惑通りの方向に15pips動いたら利益確定する」「思惑と反対方向に20pips動いたら損切りする」のような利益確定や損切りの条件を自分自身で決めておきましょう。
そして、トレードをしている間はルールを変更せずに機械的に売買し、区切りが付いてからルールが適切なのか分析することをおすすめします。
ルールを改善しながらスキャルピングを続けていけば、次第に勝率が向上していきます。
本記事が、スキャルピングについて気になっている方のお役に立つことができれば幸いです。心構えを理解できたら、FX業者の口座を開設してスキャルピングを始めましょう。