スキャルピングで負ける原因とは?勝てないトレーダーの特徴について徹底解説!

副業としてFXに興味・関心をお持ちの方には、「スキャルピング」をおすすめします。
スキャルピングとは、ポジション保持時間が数秒から数秒程度という超短期売買を繰り返す手法です。
忙しい方でも、ちょっとした空き時間にトレード可能です。
ただし、スキャルピングでは、全員が勝てるわけではありません。勝てる人と勝てない人には、様々な点で違いがあります。
そこで本記事では、スキャルピングについて気になっている方に向けて、負ける原因や勝てないトレーダーの特徴を解説し、勝率を高めるための方法もご紹介します。
スキャルピングで負ける原因とは?
スキャルピングで負ける原因としては、以下のようなものが挙げられます。
・明確な根拠がないまま売買する
・スプレッドが大きい業者・通貨ペアでトレードする
・取引ツールの操作方法を理解していない
・エントリーや決済の判断が遅い
まず、運任せや勘頼りで売買していると負ける可能性が高くなります。
トレードには明確な根拠・ルールが不可欠です。
また、スプレッドが大きい業者・通貨ペアでトレードすることも負ける原因の一つです。
スキャルピングは超短期で何度も売買を繰り返していくため、スプレッドの幅が利益の大きさに直結します。
更に、取引ツールの操作方法を理解していないことも、負ける原因と言えるでしょう。
特に、「Meta Trader」のような専用ソフトウェアは、様々な機能が付いているため、初めて触れる人にとってはハードルが高いものとなっています。
操作方法を理解しないままトレードを開始すると、決済のタイミングが遅れてしまったり、売りと買いの操作をミスしたりして損失を出す可能性を否定できません。
なお、スキャルピングではポジション保有時間は数秒から数十秒なので、優柔不断な態度は禁物です。
難しいことではありますが、瞬発的に正しい決定を下しましょう。
スキャルピングで勝てないトレーダーの特徴
スキャルピングで勝てないトレーダーには、以下に示すような特徴が見受けられます。
・チャート上の細かな動きの意味を深く考え込んでしまう
・欲張り過ぎて、決済のタイミングが遅れる
・「もう少し待てば事態が好転する」と期待し、損切りの判断が遅くなる
為替相場の中長期的な動きは、ファンダメンタルズを反映し、経済学的な意味を有しています。
しかし、スキャルピングが対象とする数秒から数十秒程度のスパンでは、ランダムウォークとなっているケースが多く、チャート上の細かい動きの意味を考えても仕方がありません。
細かく上下に動いても深く考えず、一定のpips幅に達したら利益確定や損切りを淡々とこなしていく姿勢が大切です。
また、ある程度の含み益(未実現利益)が出ているのに欲張りすぎて決済のタイミングを逃したり、逆に、損失が発生しているにも関わらず、「もう少し待てば、反転するはず」と期待して損切りの判断が遅くなったりするトレーダーは勝てません。
感情を捨てて、機械的に売買しましょう。
プロスペクト理論を理解すれば勝率が向上する
人間は感情の動物です。
そのため、同じ期待値であっても、「確実に獲得できる利益」を選ぶ傾向が強い性質があります。
例えば、以下のような選択肢があったとします。
①コインを投げて、表が出たら1000万円もらえる。ただし、裏が出たら0円になる。
②コインを投げなければ、500万円もらえる。
①も②も期待値は同じ「500万円」ですが、殆どの人は②を選ぶでしょう。
このような人間行動については、行動経済学の「プロスペクト理論」が理論的に説明をしています。
なお、主要な貢献者であるダニエル・カーネマンは、2002年にノーベル経済学賞を受賞しています。
プロスペクト理論は、「人間には損失回避性があり、同じ期待値であっても、なるべくリスクや不確実性の低い選択肢を好む傾向がある」と結論付けています。
この「人間の本性」とも言える性質は、当然、トレードにも影響を及ぼします。
スキャルピングで勝つためには、プロスペクト理論を理解した上で、人間の本性に根差す性質(損失回避性)を排し、機械的にトレードしなければなりません。
心理状態に左右されないトレードを実現するためにはルールの作成が不可欠
プロスペクト理論が示すように、人間には「損失回避性」が備わっています。
同じ期待値であってもリスクや不確実性が低い選択をする傾向があるため、「利益確定は早めに行い、損切りは遅くなる」という傾向が見受けられます。
しかし、人間の本性(感情、心理状態)に左右されて、「利小損大」な決済を続けていては勝てません。
スキャルピングで確実に利益を上げるためには、あらかじめトレードルールをしっかりと作成し、それを遵守して売買する必要があります。
本記事が、スキャルピングで負ける原因や勝率を向上させる方法について知りたい方のお役に立つことができれば幸いです。
内容を理解した後は、FX業者に口座を開設して実際にトレードをはじめてみましょう。