スキャルピングで儲かる人と儲からない人の違いとは?考え方や行動について徹底分析!

「FX(外国為替証拠金取引)に興味があるけれども、長時間モニターを見続ける暇がない」という方には、「スキャルピング」と呼ばれるトレード手法をおすすめします。
スキャルピングはポジション保有時間が数秒から数十秒程度の超短期取引なので、多忙な方でも空き時間に取引が可能です。
ただし、「誰もがスキャルピングで儲かるわけではない」ということに留意しておきましょう。
本記事では、FXに興味がある方やスキャルピング初心者に向けて、儲かる人と儲からない人の考え方・行動の違いを徹底分析します。
スキャルピングで儲かる人の考え方・行動
以下、スキャルピングで儲かる人の考え方・行動を紹介していきます。
①トレードルールを作り、それに基づいて売買する
スキャルピングは、ギャンブルとは異なります。
一定の根拠に基づいてエントリーしたり決済したりしなければ、長期的に勝ち続けることはできません。
「常に勝ち続けることが可能なトレードルール」は存在しませんが、「勝ちやすくなるルール」なら作れます。
スキャルピングで儲かる人は、テクニカル分析で使われる各種インジケーターの性質を理解して、適切なタイミングでエントリーや決済を実行するルールを作成し、そのルールに基づいて売買を行っています。
②感情に左右されず、機械的にトレードを行う
スキャルピングは短時間で何度も売買を繰り返していくトレード手法なので、「このまま上がり続けるだろうか」「もう少し待てば反転するかもしれない」などと考え込んでいる暇はありません。
事前に決めたルールに従って、「思惑通りの方向に何pips動いたら利益確定する」「思惑と逆方向に何pips動いたら損切りする」といった具合に機械的に売買を繰り返していくことが、コンスタントに利益を出し続けていくコツです。
感情に左右されると「損大利小」の状態になりやすいので注意しましょう。
③損切り・資金管理を徹底する
人間というものは、思惑と逆方向に動いた際に「もう少し様子を見れば、反転するかもしれない」と考えがちです。
しかし、待っていても中々反転せず、さらに損失を拡大する結果になることがしばしばあります。
スキャルピングで稼ぐためには、あらかじめ決めておいたルールに基づいて損切りを実行し、資金管理を徹底することが不可欠です。
スキャルピングで儲からない人の考え方・行動
ここからは、スキャルピングで儲からない人の考え方・行動を紹介していきます。
①勘や運任せで売買を行う
勘や運任せによるトレードは、ギャンブルと同じです。
ルールを作らずにトレードをしていると、そのうち多額の損失を被り、トレードの世界から退場することになりかねません。
「100%勝てるルール」は存在しませんが、「より勝ちやすいルール」であれば作ることが可能です。
自分なりにトレードルールを作成し、それに基づいて売買を行い、トレード後に検証し、ルールを改善していけば、次第に勝率が向上します。
②欲張りすぎて決済のタイミングを逃す
ポジションを保有中に含み益がどんどん大きくなっていくと、「もう少し、決済するのを先にしよう」と考えてしまう方がいらっしゃいます。
しかし、急に相場が反転して、含み益が一気に消し飛んでしまうことがあるので、あまり欲張りすぎない方が良いでしょう。
「思惑通りの方向に何pips動いたら決済する」と事前にルールを決めておき、トレード中はルールを厳守すべきです。
③損切りができないまま損失を拡大させる
人間には「感情」があるので、思惑と反対の方向に動いた際に、どうしても「もう少し待っていれば、反転するかもしれない」と期待してしまいがちです。
優柔不断な性格だと、いつまでも損切りができず、損失が拡大してしまいます。
感情を排し、トレードルールに従って淡々と損切りしていく姿勢が大切です。
スキャルピングは、短時間で売買を細かく繰り返して利益を積み上げていくトレード手法なので、1回の売買で損失が出ても気にする必要はありません。
大切なのは、トータルで利益を出すことです。
考え方・行動を変えれば、スキャルピングの勝率を向上させることが可能!
「生まれつきの性格」によって、スキャルピングで「儲かる人」になるのか、「儲からない人」になるのかが決まるわけではありません。
スキャルピングの勝率を向上させたい方は、考え方・行動を変えましょう。
テクニカル分析の手法を習得した上で、適切なタイミングでエントリー・決済を行うトレードルールを作成し、感情を排してルールに基づいて機械的に売買を繰り返し、トレード後にルールの検証・改善をしていけば、勝率は向上します。
スキャルピングはギャンブルではありません。勘や運任せのトレードはやめて、損切り・資金管理を徹底してください。
本記事が、スキャルピングについて気になっている方のお役に立つことができれば幸いです。